イスラエルは国際社会の沈黙と米国の支援を利用し、ガザ住民に対する大量虐殺を実行しています。パレスチナ保健省は声明を発表し、13日のイスラエル軍によるガザ各地への攻撃で37人が殉教したと発表しました。
これにより、2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃により殺害された人の数は約6万人に達し、負傷者は11万6156人となっています。
ガザ地区の36の病院が破壊
こうした中、ガザ地区のパレスチナ政府情報局は、イスラエルがこれまでに36の病院を爆撃、破壊したと発表しました。これらの数字が発表されたのは、イスラエルの戦闘機が13日朝にアル・アハリ・アル・アラビ病院(アル・マムダニ病院)を攻撃し、緊急治療室にミサイル2発を発射して、病棟の病室、検査室、薬局に甚大な被害を与えた後のことです。
国境なき医師団代表のイナス・アブ・ハラフ氏も、イスラエルの残虐行為によるガザの劣悪な人道状況を批判し、「この戦争はガザでの生活のあらゆる側面に対する戦争であり、パレスチナの民間人を殺害している」と述べました。
イエメンがイスラエルを弾道ミサイルで攻撃
イエメン軍は、イスラエル占領地アシュドッド東方にあるイスラエル軍のスデット・ミカ基地および、テルアビブ郊外のベン・グリオン国際空港を、超音速の「パレスチナ2」型を含む2発の弾道ミサイルで攻撃しました。また、イエメンのミサイル攻撃を受けて、イスラエル占領地のおよそ300カ所で警報サイレンが鳴りました。
一方、イエメン軍のヤヒヤ・サリーウ報道官は13日、同国北西部ハッジャ県で米軍無人機MQ-9が撃墜されたと発表しました。これはここ数日でイエメン抵抗勢力によって撃墜された米無人機としては19機目となります。
ハマス軍事部門がイエメンに謝意を表明
ハマスの軍事部門であるカッサム旅団のアブ・ウバイダ報道官は、パレスチナ市民を支援する目的でイエメンがイスラエルをミサイル攻撃したことに謝意を表明し、「イエメンの真の同胞は、パレスチナとアクサー・モスクを支援するために生命と財産をささげるという大きな代償を払ってでも、イスラエル中枢部への攻撃を続けている」としました。
米軍がイエメンを空爆
イエメン保健省は、同国首都サヌア西部のバニ・マタル市にある陶磁器工場が13日に米軍に空爆され、これにより6人が死亡、26人が負傷したと発表しました。
342/
Your Comment